皆さん、こんにちは。看板屋工房のOです。
今回は台風や地震でお問い合わせもありました
「看板撤去」についてお話ししたいと思います。

色々な看板の形態がございますので一概には
言えませんが、主に壁面看板などはビスや接着剤類、
また大きなサインなどはボルト等が使われ、固定させれております。
用途や建物などの状況を踏まえて職人が適切な処理を施しております。

撤去時はこれらをバラし、解体していくのですが、
注意点がございます。それはかなりの確実で壁面には
跡が残りやすい事。経年劣化による日焼けなどの影響などもありますが、
看板が飛ばないように固定する以上、頑丈に固定するのが
常ですので、当然跡が残りやすくなります。

基本的には壁面にビスで穴が空いてしまった部分は充填材などを使い
穴埋めをして壁面からの水混入を防ぐ処理などは撤去と同時に行いますが、
塗装は別とさせて頂く機会が多くなります。

なぜ塗装が別なのか。それは色合わせが難しい点。
常に壁面は屋外に晒されていますので、色味の変化、汚れなどが付きます。
その壁面の色味を現地で職人が見て完全に合わせるということは
正直プロの塗装屋さんでも厳しい形になると思います。

テナントを借り、退去される時に家主様より「現状復帰」をご依頼されるかと思いますが
このような情報を元に事前に看板を設置しても良いか、撤去時は跡が残っても良いかの確認
を取り、トラブルのないスムーズな退去に役立てて頂ければと思います。

看板撤去はサイズや設置位置によりかなり金額に差がありますので
事前に現地確認・ご相談をさせて下さい。宜しくお願い致します。

作業風景

撤去前